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キングブレードX10 III(キンブレ3) - 第29回(発光スペクトル) [キンブレ]

前回、LED電球の発光スペクトルを測定しましたが今回は本命のキングブレードです。
X10IIとX10III(未修理品)を測定しました。
この製品は個体差がそれなりにあると思いますので話半分で聞いて下さい。

まずは測定データの信憑性に関する注意事項のおさらいから。

・波長分解能が不明な自作の装置を使っています
・例えばグラフ上500nmでの値が450nmから550nmの光を合算した値を表示している可能性もあります
・グラフの横軸である波長が5nm刻みになっていますが正しいかどうか確認していません
・グラフ上の500nmが現実世界では400nmかもしれませんし、5nm刻みだと思っていた数字も9nm刻みかもしれません
・グラフの縦軸の物理量はワットですがいくつかの計算で求められており、そこで使用された数字が正しいか分かりません
・装置に入る光を絞っており、波長依存があるか確認していないため450nmでの値と550nmでの値が比較できるか不明です
・縦軸の値は物理量です
・装置に入る光はLED電球の出す光のほんの一部です
・3製品の縦軸の差は装置との位置関係でも変わるので3製品の光量の比較に使用しないで下さい
・人間の比視感度は考慮されていません
・450nm付近の青色の光が強く見えますが、人間のセンサーが鈍感な波長域であるため実際は緑色の光よりも眩しく感じません

注意事項が終わったところでグラフを見て下さい。

X10ii-spectrum.jpg
X10iii-spectrum.jpg

結構大きな差がありますよね。
青と緑が微妙すぎます。
特に青は水色に近くて不満ですね。

もし青を改良するなら…単色のキングブレードを買いましょうwww
緑も…単色が良いです。

もし、単色のキングブレードMAXIIでも同じような波長の光を出しているのだと仮定すると青は中心波長450nmあたりのフィルターが良いと思います。
ノーフィルターだと水色に近いですね。
キングブレードX10IIIを使用するのであれば青フィルターを使用しつつ白と青を全開が良さそうです。
白色LEDの励起に使われているLEDこそが真の青色LEDですね。

緑は単色のキングブレードを買う以外は弄りようがないです。
単色で使うべきフィルターは、LED直上の照射口部分であれば#101 YELLOWだと思います。
黄色のフィルムを短波長カットフィルターとして使うという手法になります。
水色成分を取り除きましょう。
チューブの方は反射光の影響もありますので緑系のフィルターでOKです。

PS
キングブレードX10IIとX10III(未修理品)では発光の制御方法が違うように見えました。
詳しいことは書きません。
修理対応やNEO化でX10IIと同じになったとすると…もしかしたらある意味で改悪な可能性もありそうです。
まあ、NEO買うくらいなら単色買うだろうから確認はまだまだ先になりそうですが。
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