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キングブレードX10 III(キンブレ3) - 第23回(改造:キンブレMAX2単色キンブレ) [キンブレ]

キングブレードMAX2(赤)ですが、前回のレビューの通りです。
実測して確認はしてませんが発光波長は630nmでしょうし、中のフィルムの色も薄めの赤でシャイニングシートと一体になっています。
DSC_0745.jpg

発光スペクトルとしては短波長側の裾野が橙色にかかっているためオレンジに近い赤に見えていると思います。
日中野外イベントになると、シャイニングシート自体への着色であることから、キラキラの反射が赤以外の波長成分も含むことで周辺が明るければ明るい程に色が薄くなると考えられます。

ブギウギライブ@さっぽろ雪まつり2016の時のように日中の野外イベントでは、オレンジを振っていた人はほとんど着色されていない薄オレンジになり、赤を持ち込んだ方は普段のオレンジに近いか「赤かも?」くらいの色をしていたと思います。
TV放送された同日のライブの映像を見ても分かるはずです。
(真っ赤なキンブレを振っていたオッサンが映り込んでいるけど見なかったことにしてw)

そこで、キングブレード本体のLEDからの発光を改善することと反射を意識した筒に変更することとしました。

DSC_0743.jpg
LEDが見えている箇所に富士フィルム製のSC-62というフィルタを装着します。
カタログデータにwikiの可視光線の画像を雑コラしました。
一番右の線であるSC-62が赤からオレンジに変わる辺りの波長をカットしていることが分かります。
SC-62filter.png

これも雑コラなので色んな値が微妙にズレていると思いますが、SC-62フィルタありなしの比較です。
600nm辺りの光を減衰させていますが発光ピークの光量も下がっているのが分かると思います。
色は改善するけど暗くなるわけです。
そこをフルカラーLEDよりも出力の高いキングブレードMAX2をフルパワーで使用することで補っていました。
SC-62-X10ii.png

次に野外での反射ですが、LEE filterの#106 Primary Redを使用します。
シャイニングチューブミニ、#106 Primary Red、シャイニングシートの組み合わせです。
写真の上が改造したチューブで下がキングブレードMAX2純正の筒になります。
DSC_0746.jpg

反射面を見るとシャイニングチューブミニの表面で僅かに反射があり、次に#106 Primary Red、最後にシャイニングシートの順になります。(厳密には表面と裏面の空気との界面での反射がありますが)
シャイニングチューブ表面での反射を除けば必ず#106 Primary Redの影響を受けることが分かり、日中の強い白色光が当たっても赤色に反射するようになります。筒の逆側からの透過光もシャイニングシートからの反射光も赤くなります。
こちらのシートの特性は下の通りで、輝度を暗くする方向に働きます。キングブレードX10iiやiiiでは光量不足になって使い物になりません。(ここに#106の代わりにSC-62を使うと透過率も高く、カットオフ特性も急峻になりますが価格が高いッス)
106 Primary Red.png

こうして発光も反射も両方ともをより赤くすることで日中野外でのイベントに十分耐えうる”赤色”サイリウムになったわけです。
これを実現するためにはキングブレードMAX2の3W LEDというハイパワーな発光が必要になるんですけどね。
X10iiやiiiではフルカラー1W級なので暗くて無理。この改造にはむきません。
LEDからの出力の半分以上をフィルタでカットしているというアホ改造でしたw
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