ＪＡＳＲＡＣに立ち入り

・ＪＡＳＲＡＣに立ち入り検査、音楽著作権新規参入を阻害

テレビで放送される音楽の使用料をめぐり、社団法人・日本音楽著作権協会（ＪＡＳＲＡＣ、東京都渋谷区）が放送局との間で同業者の参入を阻害するような契約を結んでいたとして、公正取引委員会は２３日、独占禁止法違反（私的独占）の疑いでＪＡＳＲＡＣを立ち入り検査した。

っというニュースが出ています。
ただ、内容は包括契約に関するもので、要は登録曲数でまだまだ圧倒的であるJASRACにとって包括契約という形態は他の団体が入り込む余地がなくなるんではないか？という指摘からです。
立ち入り検査といっても大したものは出てこないんではないでしょうか？

アンチJASRACな人は喜ぶかもしれませんが、内容的には今更どうしようもないことであり、何の影響もなく終わることと思います。

PS
包括契約自体はそれ程悪いものではないと思います。
最近、動画投稿サイトなんかで包括契約が結ばれているというニュースがいくつか出ていたかと思いますが、この契約形態じゃないと実際に運用することが難しいという面が大きいです。

地道に、JASRAC以外の団体が保有する曲が増えていくことを待つか、あるいは、JASRACを何らかの形で分割するかしかないでしょうね。
分割と言っても、道路や電話のように地域性があるわけではないので難しいですね。
音楽のジャンル毎なら、まだ現実的かもしれません。独占状態を解消する以外のメリットはありませんが。
完全に一度解体できるのであれば、事務所ごとみたいな再編も可能でしょうが、今度は力のない事務所に関連した曲の著作権が保護されないことになるでしょう。
無理ッスね。

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