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光市母子殺害犯に死刑 [ニュース]

光市母子殺害犯に死刑が宣告されました。

いくつかポイントがあると思うのですが、
・最高裁は、死刑を回避するような情状面での特別な理由があるかどうか審理し直すよう命じた
・1審から最高裁まで、事実関係は全て認められている
・このような状況でやり直し審理で事実関係は争点にすることが出来ないにも関わらず、弁護団は被告に対して荒唐無稽なことを言わせることで事実関係を争った(法廷戦術として)
・また、余りに無理のある事実関係の係争をすることによって、情状面に関しても酌量の余地があると訴えた(事実関係を争うことに反対した弁護士を解任されている)
・やり直し審理では、この事実関係を完全に退けた
・特に、「口を塞いだのがズレて、首を絞める形になってしまった。殺意があったわけではない」との主張は、その体勢では窒息死させることは不可能であると退けた

などでしょうか。

特に、最後の首を絞めた状況に関して、このやり直し審から変わった供述が現実的に不可能であったという点が大きいですね。
あの弁護団がついてから嘘の主張をしだして、死刑を回避しようと試みたということになります。

これまで恥知らずな行動をしてきた弁護団のことですから、更に上告するものと思われます。
弁護団の会見は14:00からだそうです。

PS
本村さんの「法律とは常に未完成であり、未完成だという前提で常により良い方へ改正していかなければならない」という言葉が印象的でした。
彼の9年間の戦いと、その中での変化を見ていると、これから先も彼の言葉に耳を傾けたいと思う反面、そろそろ楽になってもらいたいとも思います。
望んでも叶わないような気がしてますが、上告されずに早く刑が確定することを願っています。


こっそり追記
So-netブログの入り口ではアクセスランキングや、最近更新された記事みたいなのが見ることが出来ます。
光市母子殺害事件に関連するような記事も人気のようですが、その中に安田弁護士を擁護するものがありました。
主張を要約すると、「最高裁の時の口頭弁論欠席はやむを得ない事情があったのだから、それを批判するなんておかしい」だそうですw
…詭弁を弄することの多い弁護士相手に、言葉通りに意味を取るというのも間が抜けているなぁと思った次第です。

賢明な皆様、ちゃんと当初からニュースを追っていた方々は、当時、何があったのかはご存知のはずですよね。

追記2
死刑のハードルが下がったことに関して。
<光母子殺害>【本村洋さん会見詳細】<3止>被告の反省文は「生涯開封しない」
 --今回の少年は(犯行時)18歳。ハードルが外れ、今後、少年の死刑判決が続くと思いますか。


本村 そもそも、死刑に対するハードルと考えることがおかしい。日本の法律は1人でも人を殺めたら死刑を科すことができる。それは法律じゃない、勝手に作った司法の慣例です。


 今回、最も尊うべきは、過去の判例にとらわれず、個別の事案をきちんと審査して、それが死刑に値するかどうかということを的確に判断したことです。今までの裁判であれば、18歳と30日、死者は2名、無期で決まり、それに合わせて判決文を書いていくのが当たり前だったと思います。そこを今回、乗り越えたことが非常に重要でありますし、裁判員制度の前にこういった画期的な判例が出たことが重要だと思いますし、もっと言えば過去の判例にとらわれず、それぞれ個別の事案を審査し、その世情に合った判決を出す風土が生まれることを切望します。


この様なやり取りがあり、TV番組による有識者のコメントも同意や好意的な見解でした。
しかし、ある弁護士からの指摘が非常に気になりました。
 1,2審の無期という判決は、これまでの判例に従っただけである。
 つまり、最高裁の言うことをきいただけ。
 今回の死刑も、最高裁が死刑にしなさいと言ったので死刑にした。
 お上の言うことを聞いているだけで、本質的には変わっていない。
っというような内容でした。
本当に個別の事案として審理をしたのか?
あるいは最高裁の言った死刑の流れに即しただけか?
今後の流れを見ていく必要があるのかなと思います。

ここまで感情的になりえるような残酷な事件が、これ以後起こらないのが一番良いことなんですがね。
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